『Drone and Apocalypse: An Exhibit Catalog for the End of the World』の内容
『Drone and Apocalypse: An Exhibit Catalog for the End of the World』
は、
ドローン・ミュージック
とその
黙示録
的内容についての思弁的なエッセイを(一種の芸術作品の展示、カタログとして)投げかけている。単なる現代のドローン・ミュージックと黙示録との関係性や時代精神について語っているのではなく(むしろその辺りの細やかな解説本ではないと考える)、
ヘロドトス
や
アリストテレス
のような古代の歴史、思想への追憶と、現代のドローン・ミュージック、過去、現在、未来を繋ぐ黙示録への言及を交錯させている。
エリアーヌ・ラディーグ、空虚の音
起こり得なかった黙示録後の生活を推測する音楽
裸のラリーズと日本の天皇による「継続性症候群」、内在する黙示録の可能性とその治療